MacBook Air M1でインターネットラジオなどのMac内部の音声を録音する方法です。
Macの場合、スピーカーから流れる音声をそのまま録音することができません。
以下の手順で設定してください。
使用するアプリは以下の通り。
- BlackHole
- Audio MIDI設定
- QuickTime Player
Audio MIDI設定 と QuickTime Player はプレインストールされているアプリなので、特に改めて用意する必要はありません。
BlackHole のみ新たにインストールが必要です。
BlackHoleのインストール
まずBlackHoleをインストールします。

インストール方法については以前の記事を参照してください。
ダウンロードページで2ch、16ch、62chの3つから選べます。
私は先に2chを、後で16chをダウンロードしましたので、音声ボタン(出力)にはこれら2つが表示されています。
現在私は16chを使っています。
過去記事と同じく、2chを選択していただいても大丈夫です。

オーディオデバイスの設定
Audio MINI設定アプリを起動する
次にAudio MIDI設定を開きます。
SpotlightやAlfredで検索するか、Finderから「Macintosh HD」>「アプリケーション」>「ユーティリティ」>「Audio MIDI設定」で探します。

複数出力装置作成
左下の+ポタンをクリックして「複数出力装置」を作成します。

オーディオデバイス選択
プライマリ装置(以前は「マスター装置」という名前)から出力で思う使うデバイスを選択します。
私はヘッドホンを使うことが多いので、USB接続のヘッドホン(USB PnP Audio Device)を選択しています。
下に利用可能なオーディオデバイス(オーディオ装置)が出ています。
使用するデバイスにチェックを入れます。
ヘッドホンとスピーカーの両方にチェックを入れてしまうと音が二重になってしまうのでどちらか一方にします。

QuickTime Playerで録音
QuickTime Playerを起動し、「ファイル」から「新規オーディオ収録」を選択します。

録音ボタンの右の印をクリックして開きます。
マイク一覧から「BlackHole 16ch」を選びます。

赤いRECボタンを押すと録音が始まります。
録音中、ボタンはグレーの■になります。
再度ボタンを押すと録音がストップし、音声ファイルが作成されます。
ファイル名を付け、保存場所を選択してファイルを保存します。



Macのサウンド設定
先にQuickTime Playerでの録音の手順を最後まで説明しましたが、RECボタンを押して録音を開始する前に、Macのサウンド設定を確認しましょう。
きちんと設定されていないとちゃんと録音されません。
「複数出力装置」を選択
サウンドのアイコンをクリックし、出力デバイス一覧から「複数出力装置」を選択します。
先ほどAudio MIDI設定で作成しましたよね?

入力デバイスの確認
念の為、サウンドの入力設定の方も確認しておきます。
もしBlackHoleチャンネルが選択された状態になっていたらうまく録音ができませんので、それ以外のデバイスを選択し直してください。
私は外付けマイクを選択しています。

録音
QuickTime Playerのマイクテスト
QuickTime PlayerのRECボタンを押す前に、Mac内の音がBlackHoleチャンネルから出力されているか確認しましょう。
RECボタンを押さずに、録音したいコンテンツ(ここではインターネットラジオ)を再生してみましょう。
QuickTime Playerのオーディオ収録のサムネイルに音声の波形が出たらBlackHoleチャンネルからちゃんと音が入力されているということです。

録音スタート・終了
ここまですべてクリアしたら、実際にRECを押し、コンテンツを再生して録音を開始します。
赤いRECボタンがグレーの■になります。これが録音中の状態です。

録音を終了するには再度RECボタンを押します。
録音再生チェック
音声ファイルが作成されます。
(時間がかかる場合もあります)
サムネイルの真ん中の▶を押して再生してみましょう。


保存・削除
録音した音声ファイルを保存する場合、cmd + s で保存します。
ファイル名を付け、好きな場所に保存します。

必要なければ削除します。

まとめ
いかがでしたか。
Macでの内部音声の録音はWindowsパソコンと比べて複雑です。
リアルタイムで録音する場合は特に、しっかり事前にチェックして臨みましょう。